水にこだわり自然由来の力を引き出す
INTERVIEW

水にこだわり自然由来の力を引き出す

蟻川農園 蟻川嘉郎さん

“大地を緑に人生を豊かに”このテーマのもと、自然のものは自然由来の力でおいしく、余計な消毒はしない、ということを大切にしてきた蟻川さん。それは「水」との出会いから始まりました。蟻川さんのつくりだす野菜や果物のファンは多くいます。

インタビュアー
広大な敷地ですがどのくらいの広さがありますか?
蟻川さん
田んぼは8つあり、一町二反程度の広さです。果物が一町くらいの広さで、シャインマスカット、あかつき白桃、ネクタリンそしてワッサーなどを育てています。ですが、去年の台風で栗の木なども含め35、36本流されてしまいました。
インタビュアー
まずこの名刺にある「大地を緑に、人生を豊かに。土づくりで安心を『自然環境農法』。有機栽培、自然有機でマイナスイオン水」というのはどういった想いが込められているのでしょうか。
蟻川さん
農園をやり前は、小売で八百屋を約38年くらいやっていました。そのときに「マイナスイオン水」という水に出会いました。東京農大などではよく使われているようですが、熟成が早く虫がつきにくい、そしてこの水を使うことで排水溝もきれいになるくらい力を持った水です。野菜も果物も、ここで作っているものは全てこのマイナスイオン水を作る装置を通して育てています。マイナスイオン水を通すだけで活性化し、食物由来の力がより引き出せ、味わいも全く違うものになるんです。そのため、農薬なども全て半分程度に抑えて育てることができています。
インタビュアー
よく、美容系の話で水の大切さを聞きますが、農業においても同じなんですね。人にとっても食物にとっても全ては水で変わる、奥深いですね。消毒も通常の半分以下に抑えることができるというのも驚きです。
蟻川さん
そうですね、例えばよくある栗の木は、通常14回ほど消毒するそうなのですが、うちは4回だけです。栗は花の時期が最も大切。花から虫が入るので、その時期にいかに大切に育てるかが難しいのですが、この水を使えばそもそも虫もつきにくくなるため、そのような心配もしすぎず美味しい栗を育てることができます。
インタビュアー
通常は消毒をそれだけやっているのであれば、コストもかかりそうですね。
蟻川さん
そうなんです、結局消毒でお金がかかると嘆く農家さんもいますが、こういう力のある水を使うことで消毒にかかるお金をカットできるので、活用すべきと私は考えます。私も水にこんなに力があるとは思わなかったですが、一度食べてみればその違いがわかります。食物本来の味が強く出るんです。
インタビュアー
なるほど、コストカットにもつながり、味も一段とおいしくなるのであれば使わない手はないですね。
蟻川さん
みてください。あれが里芋の畑ですが葉っぱが青々としていますよね。ここ数日の日照りで他の畑を見るとダメになっているのがわかるかと思います。やはりマイナスイオン水を使うと光合成もいいので、こういったところを見ると一目瞭然、水の力がよくわかります。
インタビュアー
この水の話は農家仲間などに話すことはありますか?
蟻川さん
これだけ良いものなのでもちろん話します。ですが、「水」に力があることをすぐに信じない人もたくさんいます。そういう人はそれで良いと思うんです。水の力を信じられる人だけがこの力を体感できれば、それで良いと思います。
あの有名なとらやの羊羹もこの水を使っているそうです。だから美味しいんですよね。
あと、セブンイレブンの本社加工場でも使っているようで、それによって何が起こったかというと、排水溝がきれいになったそうです。虫も沸きにくくなったそうで、変えた部分といえば水だけなので、水の力が実証されたんだと思います。
インタビュアー
それでは、これだけこだわったおいしい野菜や果物を提供されているNikkoフーズとの出会いについてお聞かせください。
蟻川さん
この農園を始めて8年、Nikkoフーズさんと出会ったのは約2年前です。うちの農園で出している野菜を食べてくださった担当の方が他と全く違うと、気に入ってくださり連絡をいただいたのがきっかけです。そこから、Nikkoフーズさんの工藤総料理長がうちの野菜や果物を食べてくださり、「こんなもの食べたことがない」と気に入ってくださったのが今のお付き合いにつながっています。うちで作っているものが、プロがみても間違いない味ということが喜びでした。
インタビュアー
様々な良いものを口にしているプロがうなる味、というのは我々消費者にとっても大きなウリになります。まさに、水の力が大きく関わってくるのですね。
蟻川さん
そうですね、素材そのものの味も間違いないし、料理に使うとよりその力を発揮するらしいです。シャインマスカットは、皮ごと食べるので通常は少し渋みや違和感が残りますが、うちのはそういった独特な違和感が残らず、なんでこんなに甘いんだってよく言われます。
インタビュアー
蟻川さんの「味」についてこだわりがよく伺えます。
蟻川さん
小売でやっていたときも、誰よりも少し早く市場に行き、なんでも生でかじって、これだったらお客さんに自信を持って出せる、と思ったものだけを出していました。そのためその八百屋のファンになってくださった方もいらっしゃいました。
インタビュアー
その小売時代から農業を始められたきっかけについても教えてください。
蟻川さん
最初は知り合いから桃の木を譲り受けたのがきっかけです。
元々は川の水で育てていましたが、このマイナスイオン水で育てた桃を、もともとその桃を育てていた知り合いに食べさせたんです。そうすると「この桃はどこのだ?」と言われたので、譲り受けた木だということを伝えたところ、「全然味が違う!」とびっくりしていました。秘訣はと聞かれたんですが、水しかないので、本当に水の力によるものだと思います。それくらいに味の違いは誰でもわかるくらいにおいしくなるんです。
インタビュアー
この素晴らしい野菜と果物をつくり出す蟻川農園、今後はどのように考えていらっしゃいますか。
蟻川さん
私が現在72歳。一緒に働いてもらっている彼が65歳なので、ぜひ後を継いでくれると助かります。
インタビュアー
Nikkoフーズとしてもそれを望んでいますね。
ちなみに、名刺にあった「自然環境農法」についても教えてください。
蟻川さん
これは、アップトーマス菌という菌を使って土壌を作ることをいいます。これを巻いた土壌はふわふわで柔らかくなるので、例えば杭を刺しても、通常の土壌だと3分の1くらいしか入らなくても、アップトーマス菌を使った土壌は半分以上入ってしまうくらい柔らかさが違います。
インタビュアー
なんだかすごい、我々素人は聞いたこともない言葉です。
蟻川さん
大町にこれを使ってお米を作っている人がいるけど、通常30kg1万くらいの価格のものが、30kg8万くらいの価値に変わるくらい味が変わります。これも全て、水の出会いから始まって、その繋がりで知ることができました。
インタビュアー
なんだか科学を駆使した農法に驚きの連続です。
蟻川さん
例えばこれ、巨峰ジュースですが、100%自然のもので生搾りで作っています。余計なものは何も入っていません。この自然の色が特徴です。
これをお店に出すとすぐに売れてしまい、もっと欲しいとよくお店から言われます。でも今年は残りこれだけです。
インタビュアー
このお水はもちろん人間にも良いということですね。
蟻川さん
そうです。例えば、私はマイナスイオン水にしばらくつけたものとと普通の水につけたものを食べ比べたりしてみるんですが、同じものでも味は大違い。
これ、美容院でも使われているようで、髪の毛に使うと髪の毛の質がぐんと良くなってしまうんです。あとは洗濯でも洗剤が少なくても汚れが十分落ちたり、水ってアトピーも直してしまうそうですね。
インタビュアー
水の力の素晴らしさ、蟻川さんの野菜や果物に対する愛情がよくわかりました。
最後に、蟻川さんがつくられたものを食べるみなさんにメッセージをお願いします。
蟻川さん
私のつくるものは、生で食べてもおいしいですが、料理するとさらにその魅力を発揮します。素材そのものの味がしっかりしている分、工藤総料理長の作る繊細な料理になったときにも素材本来の味を感じながら満足していただけると思います。私は今後も水にこだわり、自然由来の力を信じおいしいものをつくっていきますので、ぜひ、より多くの方に食べていただきたいです。

生産者プロフィール

蟻川農園蟻川嘉郎さん

八百屋を38年くらい営み、その中でマイナスイオン水の力に出会う。知人から譲り受けた畑をきっかけに農業に転身し、蟻川農園を立ち上げ、2020年で創業8年目。自然由来の力と水の力を最大限生かした、本当においしいものをつくりだす。

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